友達だから何をしても許される──そう思っている人は要注意。ある日、友達の縁が切れてしまうなんてこともある。実話から見えてきたのは、お金が原因で友情が壊れることもあるということ。「金の切れ目が縁の切れ目」となってしまった女性エピソードを2つ紹介しよう。
【ケース1】友人を踏み台に男に貢ぐ女
「やっぱり最後に頼りになるのはお金。いまからきちんと貯金しておかないと」
なんて言っていた堅実なK子(46才)が変わり始めたのは、5年ほど前のこと。ひと回り年下の彼氏ができたんですが、その彼の趣味が“車”。次々と新車に買い替えたり、オプションを追加したりで、かなりの費用がかかるみたい。K子は自分が年上であることにすごくコンプレックスがあって、彼氏の言うことは何でも聞いてあげていたみたい。車の費用もほぼK子が払っていたの。
数年で貯金が尽きたようで、今度は私たち友達に借金をしまくって貢ぐように。私にも、1万円とか2万円とか、ちょいちょい小金を借りにきていたのよね。で、案の定、貸したお金は返ってこないものだから、ひとりまたひとりと、K子から友人が離れていって……。
だからたまりかねて私、こう言ったの。
「K子、いい加減にしておきなよ。彼氏に嫌われたくないのはわかるけど、そのうち友達がいなくなっちゃうよ。あんた、それでもいいの?」
すると、
「妥協してとりあえず結婚したあなたたちにはわからないのよ。ハイスペックな男に尽くして自分に惚れさせておきたいって気持ちが。この年齢まで妥協しないできたんだから、絶対に彼は逃したくないの」
ときたもんだ。アホらしい。そんなら、勝手にあなたのお金で尽くしてちょうだい。「金の切れ目が縁の切れ目」──友達を金でなくしたように、彼だって払いが悪くなればきっと離れていくだろうにね……。