【お題】「あれ? やせた?」(あるいは「太った?」)
【賢人の回答例】
「そうなんです! めちゃめちゃ見てくださっていますね!!(毎日体重を測っているので減っていたらこう言います)」(夫婦漫才コンビ「かつみ・さゆり」のさゆり)
「変わってないよ。あれ? 私たちいつから会っていないっけ?(と、話題を変えます)」(横澤)
「その答えはここに全部書いてあるよ(私の新刊『で、やせたの?~まんがでもわかる人生ダイエット図鑑』をすすめます)」(野原さん)
【アドバイス】体形のネタは失礼だが謙虚に受け取ってみせる。
「相手の見立てをほめると、謙虚さが伝わります。うれしいときは、“よくわかるね。でも実際はやせていないのよ”と言い、うれしくないときは、“健康のために気をつけるわ”など、自己管理をする気持ちを伝えると好印象を与えられます」(森さん)
【お題】「それ、高かったでしょ~」
【賢人の回答例】
「え~、うれしいです! 高く見えますかぁ? 実は○○円なんです~(関西特有の安い方自慢♪)」(さゆり)
「お目が高い! 汗水流して働いた結晶です!!」(横澤)
「そうよ、いいものはずっと使えるの。いま着ているこれなんて30年選手よ」(海老名)
【アドバイス】高価なものを買える身分ではないとアピール
「質問者にとって腹立たしいのは、金額もさることながら、そういうものが買えるご身分であることをひけらかしていると感じるから。でも、“元値はね。でもメルカリだから”などと言えば、その怒りを和らげられ、値段も聞かれないですみます」(野原さん)
《今回、神回答をアドバイスしてくれた「6賢人」》
海老名香葉子さん(88才)/エッセイスト・作家。初代林家三平さんの妻。夫の死後も落語の名門・林家一門を束ねつつ、執筆や講演会などを行う。
オバ記者 野原広子さん(64才)/ライター歴43年。本誌では体当たり企画で人気を博す。最新刊に『で、やせたの?』(小学館)。
森優子さん/コミュニケーションアドバイザー。広告代理店、ホステスなどでの経験を生かし、コミュニケーションのノウハウについて講演する。
河崎環さん(48才)/コメンテーター・コラムニスト。政治経済、子育てなどの分野でコラムを執筆。『めざまし8』(フジテレビ系)に出演中。
さゆり(52才)/夫婦漫才コンビ「かつみ・さゆり」のかつみの妻でボケ担当。最新刊に『さゆり52歳 生き様ビューティー』(ワニブックス)。
横澤夏子(31才)/お笑い芸人。心理を巧みに突いたひとりコントで人気を博す。ネタのヒントは自分の周りの女性たち。2児の母。
取材・文/前川亜紀 イラスト/尾代ゆうこ
※女性セブン2021年11月25日号