注目の新作映画が多数公開される年末年始。映画館で快適なひとときを過ごすべく、追加料金を出して“特別シート”を利用するという映画ファンも少なくない。有名シネコンの一部の映画館などでは、通常のシートよりも広いうえに、専用テーブルやリクライニングなどの機能を備えた特別シートを用意している。よりゆったりとした環境で、周囲を気にすることなく映画を楽しめるだろう。以下、主なものをいくつか紹介しよう。
たとえばTOHOシネマズは、一部の劇場で「プレミアラグジュアリーシート」(追加料金3000円)、「プレミアボックスシート」(追加料金1000円)という特別シートを導入している。
また、109シネマズの一部劇場には、2700円の「エグゼクティブシート」(通常料金プラス800円)がある。入会手数料1000円、年会費無料の「109シネマズ シネマポイントカード」の会員になれば、通常料金で「エグゼクティブシート」が利用可能だ。
さらに、109シネマズ二子玉川のシアター7には6500円の「グランド・エグゼクティブシート」という特別シートもある。こちらは電動リクライニングなどの機能がついた広いシートに座って、特等席で映画を楽しめるというもので、専用ラウンジでのウェルカムドリンクもついてくる。
ユナイテッド・シネマ豊洲には、「プレミア・ペアシート」が導入されている。料金は平日2名で5000円、土日祝日は2名で6000円。ゆったりとしたペアシートで鑑賞できる特別シートで、専用ラウンジでのワンドリンクもついてくる。
そんな特別シートを実際に利用している映画ファンにも話を聞いた。神奈川県内に住む20代会社員の女性・Aさんは、次のように語る。
「ただでさえ、映画館で見ると1900円とまあまあ高いじゃないですか。それなら、いっそもう少しお金を出して、より快適に見たほうがいいなと思うんです。隣の席のお客さんも気にならないし、足を伸ばすこともできる。ポップコーンを食べるにしても、周囲に気をつかう必要もない。本当に快適です」(Aさん)