コロナ禍をきっかけに特別シートを利用
コロナ禍でソーシャルディスタンスを確保することが当たり前となっている昨今。一時期は映画館でも、全座席を利用するのではなく1つ飛ばしにすることで、隣同士の距離を保っていた時期もあった。そんな状況を経て、特別シートを利用するにようになったのは、都内に住む30代会社員の男性・Bさんだ。
「コロナ禍で、映画館では隣の席に誰もいない状態に慣れてしまったんですよね。いまは全席を販売するようになっていますが、僕は隣に誰かがいるだけで、少しストレスを感じてしまうので、最近は特別シートを利用するようになりました。お金はかかりますが、快適であるのは確かです。でも、快適すぎるからか、隣の特別シートに座っていたお客さんが、上映中にグースカ眠り始めて、イビキがうるさかったということも(笑)」(Bさん)
専用ラウンジを利用できるプレミアムな特別シートは、記念日などに利用すると効果的かもしれない。都内に住む40代の男性会社員・Cさんは、結婚記念日に妻と2人で、109シネマズ二子玉川の「グランド・エグゼクティブシート」を利用したという。
「せっかくの結婚記念日だったので、たまには贅沢をしてみようと、『グランド・エグゼクティブシート』を利用しました。専用の入口からラウンジに入って、そこでドリンクを飲むんですが、その日は僕ら以外にラウンジを利用するお客さんがいなくて、逆に緊張してしまうというか、気まずい感じになってしまいました(笑)。でも、あんなにゆったりとしたゴージャスな席で映画を観たことなんてなかったので、いい経験になりました。たまにはああいう贅沢もいいですね」(Cさん)
サブスクサービスを使ってスマホで手軽に映画を観るのもいいが、贅沢な環境で大スクリーンの映画を楽しむのもまた格別な体験だ。