所得水準が高いのは、千代田、中央、港の「都心」3区をはじめとした中心部だ。そこに目黒、世田谷など西部の「山の手」地域が続く。そして、荒川より東の足立、葛飾、江戸川をはじめ、23区の東部には、相対的に所得水準の低い区が多い「下町」エリアがある。
「東京の所得水準の分布には、中心部の所得が高いほか、“西高東低”の傾向がみられます。これは日本特有のもので、多くの諸外国では、大都市は中心部にスラムなどの低所得者の居住地が広がり、富裕層は郊外の閑静な住宅地に住む傾向があります」(池田さん)
日本と海外では、都市部の所得水準の分布についても、違いがあるようだ。
●ランキング表については、東京23区研究所のデータをもとに「女性セブン」作成
※女性セブン2022年2月3日号