環境試験器で世界シェア1位の日本企業　はじまりは「60年前の挑戦」

　創業当初から業界を牽引し世界で戦う同社には、明るく活発な社員が多いという。

「製品の信頼性を支える環境試験のトップブランドという自負からか、社員は真面目で誠実な面が強く、特に品質やモノづくり、技術志向が強い傾向があります」（同前）

　そんな同社の今後の展望は「『環境創造技術』を活用し、医療・マテリアル・食品などの新たな事業領域の拡大」に取り組むことだという。昨年には新型コロナワクチン定温輸送保冷庫を開発・販売しており、今後もさらなる成長の余地は広そうだ。

※週刊ポスト2022年2月11日号