一方で、意図せずに「産地偽装」が生じてしまうこともあるようだ。茨城県内で地場の農産物を直売する店の店長が耳打ちする。
「うちでは食品表示に気をつけていますし、販売している肉の証明書を取るなど、追跡できるようにしています。しかし、故意ではない偽装は起こり得る。袋詰めやラベル貼りは人の手で行っているため、どうしても間違いや勘違いでやってしまうことはあります。
そもそも、注文時と違う産地の商品が届いたり、毎回別の産地から届く商品もある。もちろん、悪意はありません。それでも、『産地偽装だ』と指摘されれば、問題になってしまうのでしょう」
悪質なケースを見抜くためにも、万が一、おかしいと思ったら店に問い合わせることだ。
※女性セブン2022年3月24日号