ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんはこう解説する。
「ただし、パートでも年収を100万円以下(住民税は100万円、所得税は103万円を超えると発生)に抑えている人や収入のない専業主婦の場合、もともと税金を払っていないので、掛け金を払っても、戻ってくるお金はありません。その場合は節税メリットがないだけでなく、手数料がかかってくるので、損してしまう可能性も」
つまり、専業主婦と年収100万円以下のパート主婦は節税メリットはなし。運用中と将来受け取る時の非課税だけがメリットってことね。
確定拠出年金の節税効果は、世帯ではなく“個人の収入”ごとなので、妻と夫で入れば、Wでお得なんだって!
「会社員の所得税率は10%の場合が多く、年間24万円の掛け金で、年4万8000円戻ります」(前出・頼藤さん)