脳科学者の杉浦理砂さんも続ける。
「子供の才能を伸ばすには、脳が形成される発達期が重要。特に発達期は環境要因の影響を受けやすいため、知的活動のみならず、脳の発達に重要なバランスのいい食事をしましょう。血流や脳内の栄養、情報伝達物質の増加により認知機能を向上させ、脳の発達を促進する運動、よくも悪くも認知機能に大きな影響を及ぼす睡眠も非常に大事です。
また、後天的に育まれる割合の大きい意欲、知的好奇心、忍耐力、コミュニケーション力、持続力などの非認知能力を伸ばしてあげられる環境づくりも欠かせません。非認知能力は学業のみならず、社会で活躍する力、生きる力にもつながります」
自分自身を追い詰めて、子供にネガティブな態度を取ってしまうことは、何より成績を下げる原因になりかねない。調査の結果をヒントに、家庭にあった勉強方法を探そう。
※女性セブン2022年4月7・14日号