ちなみに、あの「ホ○エモン」こと堀○貴文さんも、このジムの常連だったようでよく出くわしました。いつもランニングマシンで周囲に汗を吹き飛ばしながらものすごい勢いで走っていました。
テレビで見るよりも少し太っている印象で、
「体型では勝った!」
などとひそかに優越感に浸ったりも。
ふだんは遠巻きにチラチラ見てるだけですが、ある日友人を連れて行ったところ、エレベーターで堀○さんと乗り合わせてしまったんです。びっくりした友人が、
「ホ○エモンだ!」
と、本人を目の前にして叫んじゃったもんだから、めちゃくちゃあせりました。
「バカ野郎、田舎モンだってバレちゃうだろ!」
とあわてて注意しましたが、後の祭り。次に会ったらどんな顔すればいいんだ、と悩みましたが、幸か不幸か、その後、堀○さんと会うことはありませんでした。
でも、こんなふうに浮かれていたのは初めのころだけ。ときどき、六本木ヒルズクラブにこれ見よがしに芸能人を連れて来る会員さんがいましたが、そんなのを見かけても特段何も感じなくなりました。
だって、芸能人は単なるお客さん。要はアウェイです。六本木ヒルズをホームにしているのは、だれあろう、この僕なのですから。
■六本木のキャバクラはとにかく高いぞ!? 1週間で飽きた
レジデンスに入居すると、六本木ヒルズクラブはまさに庭みたいなもの。以前にも増して通い詰めるようになりました。飲み食いは安くはないけれど、決してバカ高いわけでもありません。
あの洗練された雰囲気、料理やサービスのクオリティ、そしてあの眺望を考えると、むしろコストパフォーマンスは相当よいと思います。会員制だけあって、ちょっとしたリクエストにも丁寧に対応してくれるので、使い勝手も抜群です。
しかし、いくら雰囲気のいいヒルズクラブでも、いつも同じではさすがに飽きるので、六本木や赤坂あたりの飲食店もよく利用していました。
特に僕は、昔キャバクラのボーイをしていた経験から、六本木や銀座にある一流どころのキャバクラに興味津々でした。どんな女の子がいるのか、ボーイのレベルはどの程度か、コストパフォーマンスはどうかなど、田舎のキャバクラとどう違うのかを体験してみたくなったのです。