海外在住なのに日本語で稼げる
異国から異国の渡り鳥生活を楽しむ日本人もいる。オーストラリアのワーキング・ホリデーで3年間働き、現在はタイのコールセンターに勤める工藤正さん(34才・仮名)が語る。
「オーストラリアの農場で3年間働いて500万円ほど貯めてから一時帰国し、コロナが落ち着いた今年2月にタイに来ました。いまはバンコクの日系コールセンターで月180時間働き、月収は約15万5000円。完全に日本人相手の業務で経験不問なので日本語のみで勤務でき、バンコクのタイ人の平均給与の1.5倍相当がもらえます。贅沢をしなければゆとりをもって暮らせる額です」
かつては、アジアの国から日本に出稼ぎに来る時代だったが、今では日本からアジアの国に出稼ぎに行く時代になりつつあるのかもしれない。
※女性セブン2022年11月24日号