物価高騰が続くなか、食費も増えるばかり。この状況に、どのように対抗したらよいのか、節約の達人に聞いてみた。5人家族で食費は週6000円以下という超節約主婦のあみんさん。節約は買い方と料理の作り方で決まるという。その具体的な方法を紹介しよう。
安価な食材や腹持ちのいい食材を加えて作る「かさましレシピ」など、料理の工夫で節約をしているあみんさん。週1回、2軒のスーパーマーケットをはしごして、特売品の中から食材を購入。そこから献立を考えているという。
「私の場合、献立を作らずに買い物に行きます。献立ありきだと、その日高い食材でも無理して購入しなければならず、予算を超えてしまうからです」(あみんさん・以下同)
買い物にはひとりで行き、20分で店を出ると決めている。
「家族と行くと余計なものを買わされますし、滞在時間が長くなると、不要な物までつい買ってしまいます」
食材は特売品をメインに、豆腐類やきのこ類など、安価で満腹感を得られやすい“かさまし食材”を選ぶ。さらに、食欲をそそるよう、緑黄色野菜など彩りのいい食材も選ぶ。
「節約のために食卓が貧相になるのは避けたい。見た目も味も胃袋も満足してもらえるよう気を使っています」
以下、あみんさんの具体的な節約術を紹介する。
●価格が安定している冷凍野菜を活用
「野菜の価格が高い場合は、冷凍野菜をチェックします。比較的価格が安定していて生野菜よりお得なことが多いからです。特にかぼちゃや里いも、ごぼうなど、カットや下処理に手間がかかる野菜ほど、冷凍野菜を買うと調理の時短にもなり一石二鳥」
また、冷凍しづらいミニトマトやきゅうり、青ねぎ、青じそ、パセリなどは家庭菜園で育てているという。
「中玉トマトは、種を取り出して蒔けば、芽が出ますよ」