各界の業界人がなぜか信じるジンクス。兜町の猛者も時には神頼みに走るときがある!?
◆米大統領選の翌年は円安になりやすい
ドナルド・トランプ次期大統領の登場で注目されているのが「ドル高のジンクス」だ。「1997年以来、過去5回の米大統領選の翌年はドル高・円安の動き」(三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉・チーフエコノミスト)。円安になれば日本の株高が期待できるだけに、こちらは「番狂わせ」は起きてほしくない。
◆スポーツ選手が国民栄誉賞を授与されると景気が良くなる
今年9月、女子レスリングの伊調馨が24人目の国民栄誉賞を受賞。「文化人や芸能人の時に比べて、スポーツ選手の受賞時は景気が良くなる傾向にある」(宅森氏)。期待していいのか。
◆申年円高、酉年円安、辰巳天井、午尻すぼみ
市場の干支のジンクスからも来年の「酉年」は円安のめぐり。「酉年は過去3回の平均で前年比2.6%の円安。また、辰年、巳年と並んで株価も上昇傾向。株価は過去5回の酉年の平均で前年より15%上がっている」(宅森氏)。日経平均2万円は近い?
※週刊ポスト2016年12月2日号