「大切なのは暖気を逃がさないことです。ドアの隙間に筒型のクッションを置いたり、厚手のカーテンを床まで垂らすなど、冷気の侵入を防ぐことで暖房効率はよくなります」(戸井田さん)
ただしフィルター掃除を怠ると、暖房効率が1年間で25%ダウンするとか。自動お掃除機能がついていないエアコンの場合、こまめなフィルター掃除をお忘れなく。
サーキュレーター併用で1322円の節約に
経済産業省が推奨している冬のエアコンの設定温度は20℃。22℃から2℃下げれば、電気代は冬の間に1416円減らせる。低めの温度設定で室内を暖かくするには、エアコンをつけながら扇風機やサーキュレーターを併用するのも有効な方法だ。
「暖気は天井の方にたまるので、扇風機やサーキュレーターを真上に向けて使用すると、部屋が均一に暖まります。これだけでエアコンの設定温度を2℃下げられます。風が人に当たると気化熱で寒いと感じるので、くれぐれも人に当てないように」(戸井田さん)
DCモーターの省エネ扇風機やサーキュレーターなら消費電力は最小3Wほどだから、97日間、毎日12時間使っても電気代は約94円だ。