乾燥対策に使っている人も多いだろう加湿器も、体感温度を上げるために一役買うという。
「湿度が10%上がると体感温度が1℃上がるといわれています。最も消費電力の低い気化式の加湿器(約8W)なら、電気代は1時間の稼働で0.22円程度です」(戸井田さん)
1日12時間使っても、97日間で256円の計算になる。加湿器を使ってエアコンの温度を1℃下げれば452円の節約だ。しかし、エアコンにはすぐに暖まらないという弱点もある。寒い朝の起きがけには、他の暖房器具を併用するのも致し方ない。戸井田さんが言う。
「1300Wの電気ストーブを1時間使うと約35円かかります。部屋が暖まるまで足下に使うくらいは仕方ないでしょう。ホットカーペットは体に触れている部分しか暖かさを感じないため、座っている時にのみ使い、その分エアコンを2℃下げる。立っている時はエアコンの温度を上げてホットカーペットを消すなど工夫が必要です」
※女性セブン2016年12月8日号