5月8日以降、日本も新型コロナウイルス感染症の位置づけを季節性インフルエンザ並みの扱い(5類)に変更することが決まった。今年の夏は日本の旅行産業にとって、中国人客を呼び込む大きなチャンスとなりそうだ。日本のサービスは中国とは違うところを積極的にアピールし、その違いをSNSを通じて自然体で拡散してもらうことで、日本のインバウンド消費力を高めていけるのではないか。
よい意味でも悪い意味でも、SNSの力は大きい。最近、日本でも話題となった韓国人旅行客への“わさびテロ”事件のような不評だけは被りたくないものだ。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。楽天証券で「招財進宝!巨大市場をつかめ!今月の中国株5選」を連載するほか、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」も発信中。