できたばかりの資格が狙い目
「コスパがいい女性の資格」ランキングは、1位がファイナンシャルプランナー(FP)、2位が宅地建物取引士(宅建士)、3位が日商簿記となった。
ベスト10以下に目を移すと、耳慣れない資格が並ぶ。総合17位の「筋トレスペシャリスト」を「稼げる度」のトップに挙げたのは、スマホを使って資格を取得できるオンライン通信資格サービス「formie」編集部だ。
「Snow Manの岩本照さん(29才)が取得して注目されました。実際にトレーナーとして就職したり、独立したりするうえで、とても活用しやすい資格です」(formie編集部)
女性専門のキャリア&マネーコンサルタント・高村祐規子さんのおすすめは、25位に入った「リハビリケア専門士」。
「高齢化社会がさらに進んでいくなかで、リハビリや認知症ケアなどのニーズはますます高まります。施設側もほかの施設との差別化を図るために、専門資格者の雇用を促進していく方向にある」
資格コンサルタントの鈴木秀明さんは、ランキング外にも「いま、狙い目の資格がある」と話す。
「新しくできたばかりの資格は取得しやすい。資格を作る側は、最初のうちはその資格の存在をどんどん広めていきたいので、受験しやすく、認定を甘めにする傾向があるからです。そうして資格の認知度が広がっていくと、今度は取得者を絞ろうとするので時間が経つごとに競争が激しくなる。最近できた資格に興味があるのなら、取得するのは早ければ早い方がいい。また、民間資格から国家資格になったばかりの資格も、早いうちに取るのがおすすめ」(鈴木さん)