鈴木さんが例として挙げるのは、ペット専門の国家資格である「愛玩動物看護師」や「ドローン操縦ライセンス」。
愛玩動物看護師の第1回国家資格試験は今年2月に行われ、4月に初の愛玩動物看護師が誕生する。
ドローンの操縦ライセンス制度も、航空法などの一部を改正する法律が施行されたのを受け、昨年12月に始まったばかり。取得すれば空港周辺や人口集中地区での飛行、夜間飛行などが可能になる。
いずれも今後のニーズの高まりに応えるためのもので、稼げる度のアップが期待できそうだ。ランク外にはユニークな資格も目白押し。
「話のネタとして面白いのは『おにぎり検定』。食べ物系の検定は無料だったり、簡単に取れるものが多い。稼ぎには直結しなくても、履歴書に書けば、面接で盛り上がる可能性もあります」(資格ソムリエの林雄次さん)
鈴木さんは「稼げる度」だけに注目して資格に挑戦することは、後悔につながりやすいと指摘する。
「“あの資格を取ったら儲かりそう”といった思い込みから、経験も興味のないものに飛びつくと失敗しやすいので要注意。いままでの自分のキャリアや身につけてきたものを深掘りできるとか、“この仕事なら一生続けられそうだ”という視点でがんばれるものがおすすめです。自分の可能性を広げたり、新しい価値を出せるといった、長い目で見たメリットも考慮した資格選びが大切です」
ランキングと専門家たちのアドバイスを参考に、自分に合った資格に挑戦してみてほしい。
※女性セブン2023年2月16日号