インバウンドニーズの再上昇が見込まれる
中国人旅行客による薬の爆買いをはじめ、インバウンドでも人気の日本の薬局やドラッグストア。今後、ニーズの再上昇が予想されるのが、4位の「登録販売者」だ。FPの横川由理さんが言う。
「かぜ薬や鎮痛薬などの一般用医薬品の販売ができる専門資格で、薬剤師が不在でも一般用医薬品が販売できるため、薬局やドラッグストアなどで重宝され、資格手当ももらえます。一般用医薬品の取り扱いはコンビニや家電量販店、インターネットなどでも増加しているので需要はますます高まりそうです」
多くの企業が採用や昇級の条件に取り入れている、国際コミュニケーション英語能力テスト「TOEIC650点以上」(5位)を挙げる専門家も多かった。
経済ジャーナリストの荻原博子さんはコスパの観点から、資格の取得方法についてこう話す。
「職業訓練の給付金をフルに活用しましょう。ハローワークに登録して仕事を探していることが条件ですが、月額10万円の受講手当がもらえます。月収の上限はありますが、アルバイトをしながらでも受講することが可能です。対象となる資格も基本的なものだけでなく、アナウンサーやカラーコーディネーター、ペットのトリマーなどさまざま。資格を取得できればハローワークから仕事の紹介も得られるのでコスパは最高です」
※女性セブン2023年2月16日号