【松井咲子のFX変奏曲】（Lesson3）南十字星が“きらめく”国々の通貨たち

個性に着目した取引が大切

松井：ところで、こちらの料理は何でしょうか？

松田：松井さんには、ニュージーランドで人間より数が多いとされる羊の肉をお勧めします。私はワニにします。

松井：えっ、ワニですか。

松田：結構あっさりしていて、鶏肉と言われても分からないと思いますよ。

松井：そちらは、松田さんおひとりでお願いします（笑）。

さて、今日お話しいただいた国々とは、これまでほとんど縁がなかったのですが、それぞれに特色があるのですね。取引する際に特に気を付けることはありますか？

松田：総じて相場の変動幅が大きいので、先進国の通貨より証拠金などに余裕をもってお取引いただくことが大切です。また、それぞれの通貨の相場に影響を及ぼす要因が異なります。

オーストラリア・ドルは関係の深い中国経済、ニュージーランド・ドルは乳製品価格や天候、南アフリカ・ランドは貴金属相場といったように。それだけに、長期的なトレンドの見極めが大切です。

松井：今日も楽しいお話をありがとうございました。

私はこう見えても（？）、お肉が大好きな〝肉食女子〟なのですが、こんなにおいしいラム肉を食べたのは初めてでした！　

松田さんがお肉を食べながらワインを美味しそうに飲んでいるのを見て、私もお酒が飲めるようになりたいと思ってしまいました。次は、ワニに挑戦してみようかな……。もちろん、通貨の話もしっかりと覚えましたよ。

※「マネーポスト」2017年新春号