カブ知恵代表の藤井英敏代表もこう話す。
「私は就任までに今の期待感が一旦落ち着くと思います。そこで調整として、トランプ氏によるさらなる政策の発表があるのではないか。そうなれば、新大統領誕生という“お祭り”に合わせて日経平均も2万円を目指していくと思う」
同じ2万円でももっと強気な予想を立てるのが、武者リサーチ代表の武者陵司氏だ。
「トランプ氏の具体的な政策として、老朽化したインフラの更新・新規投資、エネルギー規制の緩和、住宅投資の促進などが予想されます。これらの財政政策で現在2%程度とされる米国の潜在成長率は大きく改善され、日本の株式市場にとっても大きなプラス材料になるので、今後も株価はほぼ一本調子で上がっていくだろう。1月20日には2万円に到達すると予想しますが、それも単なる通過点にすぎない」
※週刊ポスト2016年12月9日号