さまざまなものが値上がりし続ける昨今。少しでも家計への負担を減らそうと、独自の“貧乏飯”でしのぐことを考える人も多いだろう。そうした自分なりの“貧乏飯”があるという人たちに、こっそりそのレシピを聞いてみた。
都内在住の会社員・Aさん(30代女性)の“貧乏飯”は、ソーセージ丼。市販のソーセージを3本ほど茹でて白飯にのせ、ケチャップをかけて食べるというシンプルなメニューだ。
「私は沖縄出身なんですが、沖縄ではランチョンミートを使った“スパム丼”が家庭料理としてポピュラー。ランチョンミートを焼いて、レタスや玉子と一緒にご飯にのせるだけのシンプルなメニューです。沖縄だとスパムも安いので、手軽な節約飯という感じでよく家で食べていたんです。
東京だとスパムが沖縄より結構高いので、上京後はスパム丼をすっかり作らなくなっていましたが、やっぱりたまにスパム丼を食べたくなる。そこでスパムの代わりにソーセージを使って、“ソーセージ丼”を作ったみたら、これが結構おいしくて、ハマりました」(Aさん)
Aさんのソーセージ丼は、“茹でたソーセージをフライパンで焼き、ごはんにのせてケチャップで味付けするだけ”が基本。少し豪華にする場合は、目玉焼きやキャベツの千切りをトッピングするという。
「ファミレスの洋風朝食をそのままごはんに載せたもの、というイメージですね。ファミレスの朝食は500円以上はしますが、家で作るソーセージ丼でなら、その半額くらいでできる。ごはんは、手間を省くためにパックご飯を使うことも多いです。
ちなみに “ハムエッグ丼”もやってみたことがありますが、ソーセージのほうが“肉をのせている!”という感覚が強くて好みです」(Aさん)