いまや定年後も主婦も働く時代だが、物価上昇で家計は火の車。2024年は「本当に稼げる資格」で収入をアップし、人生後半戦を切り開きたいものだ。AIの台頭で廃れゆく資格が現れる中、これから狙うべきは何か、「40代以降でも稼げる」おすすめの資格を紹介しよう。
※各資格の試験概要や年収の目安は、2023年の情報を基にしています。2024年の詳細は、関係団体にお問い合わせください。
旅程管理主任者資格(公的資格)
《ゆとりのある高齢旅行者に気配りができるシニア向けツアコンに注目》
コロナ明けの旅行熱で注目なのが、ゆとりある高齢者に配慮できるシニア向けツアーコンダクター。必要な資格「旅程管理主任者資格」に加え、英会話も磨けば、外国人シニア旅行者も案内可。研修を受けることで受験できる同資格の合格率は国内用で90%以上だ。
【実施団体】一般社団法人日本添乗サービス協会
【受験資格】旅行業従事者や通訳案内士、基礎研修はパソコン環境のある18才以上が受講可
【試験実施頻度/時期】東京と大阪ではほぼ毎月実施
【費用】受講料:国内2万7500円、総合3万6700円
【賃金の目安】一般的な添乗賃金は国内で概ね7000~1万2000円(1日あたり)。
マンション管理士(国家資格)
《マンション管理組合へのアドバイスや素案を作成する資格は高齢者向き》
マンションの管理組合の運営に関してアドバイスなどができる国家資格「マンション管理士」。築後30年超の分譲マンション数は増加の一途で、老朽化による修繕・建て替えニーズも高まる。住人トラブルの交渉などは人生経験豊富なシニア向きの面もあり、高齢者も働ける注目資格と話題だ。月1万5000円の資格手当を設定している会社もあるほど有望だが、合格率は平均10%前後。不動産系の中でも難易度が高い資格の1つ。
【実施団体】公益財団法人マンション管理センター
【受験資格】特になし
【試験実施頻度/時期】年1回/例年11月(申し込みの申請期間は例年9月)
【費用】受験料:9400円
【年収の目安】平均年収は400万円未満だが、1000万円を超える可能性もある(2018年マンション管理センターのアンケート結果より)。