世の中には平日に働く仕事がある一方で、週末や祝祭日に働く仕事もある。“平日が休み”となることにはメリットもあるが、もちろんデメリットもある。「平日休み」の人たちの休日事情に迫った。
マンション販売会社で働くYさん(40代/男性)は、20代の頃から一貫して土日出勤だが、それを上手に利用して楽しい休日ライフを送っている。
「マンションの販売現場は平日、休日を問わず稼働していますが、来客が多いのは圧倒的に休日。天気が悪ければ、平日はまったく客が来ないこともありますが、休日は予約でパンパンなうえに、飛び込みで来る客もいるので、スタッフは総動員態勢です。
休みの日の過ごし方は、よくゴルフしてますね。平日はプレーフィーが安いですし、行き帰りの渋滞もない。ゴルフ場も空いていて、待ち時間なく好きな時間に回れますし、前がつかえたり、後ろから急かされたりすることもありません」
百貨店で働くKさん(40代/女性)も、平日休みライフをたっぷりエンジョイしている。
「最初は人が遊んでいる時に仕事をするのはイヤでしたが、すぐに慣れました。年末年始に出勤すれば手当が付きますし、旅行は世の中が仕事モードになってからゆっくり行けばいい。GWや年末年始と比べれば、ホテルや飛行機の料金は半分以下ですから、ピークの時期に行くなんて馬鹿馬鹿しくて。GWや年末年始に率先して勤務する人もいるほどです」
塾講師のNさん(30代/男性)は、仕事選びの絶対的な条件が「平日休み」だったという。
「とにかく映画が好きで、平日に映画が見たいという理由だけで今の仕事をしています。平日に満席になるような映画はまずありませんし、色々な平日割を用意している映画館も多い。空いている映画館で見たいというのもあります。その他、美容院の予約も取りやすいですし、ショッピングに行っても空いています。土日は通勤ラッシュもないですし、ストレスのない生活が送れています」