単元未満の株を買うことができる「ミニ株投資」(名称は各証券会社によって異なる)。楽天証券が新たに指値注文に対応できるようになったことを発表した。どのような利点があるのか。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第105回は、「ミニ株投資」について。
* * *
先日、楽天証券が「かぶミニ(単元未満株取引)」が指値注文に対応したことを発表しました。これによりますますミニ株(単元未満株)投資が便利でおもしろくなります。
ミニ株投資とは
以前、この連載でミニ株投資について紹介しておりますので、詳しくはそちらを確認していただくとして、ここではサラっとおさらいします。
日本市場で株式投資を行う際は、単元株という最低単位があります。現在は、上場株のすべての単元株が100株になっていますので、最低100株から、200株、300株……と買っていきます。ミニ株(呼び方は証券会社によってバラバラ)投資は、1株単位で売買できる証券会社独自のサービスです。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券など主要なネット証券ではおおむね取り扱っています。
次のページ:リアルタイム取引で指値注文が可能