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投資
おけいどん式投資メソッド

【億り人が解説】投資家が知っておきたい「企業の負債」の確認方法 借入金が少なく優秀な企業の自己資本比率の目安

億り人・おけいどん氏は「企業の負債」のどこをチェックしているか

億り人・おけいどん氏は「企業の負債」のどこをチェックしているか

 2024年からスタートした新NISAをきっかけに、投資初心者でも人気な「配当金狙い」の投資を始める人も少なくないだろう。そうした配当金狙いをメインとする「ぐうたら投資」で億り人となった個人投資家が、おけいどん(桶井 道)氏だ。優良な高配当株・増配株を保有し、資産1.8億円を築いたその銘柄選びはどうやっているのか。

 新刊『おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』をもとに、「ぐうたら投資」の銘柄分析法を解説。第3回では企業の負債を確認する方法と、その意味について紹介する。【全3回の第3回】

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 この項目は「自己資本比率」、または「有利子負債と『現金および現金同等物』」「有利子負債と当期純利益」「有利子負債とフリー・キャッシュ・フロー」各々のバランスで確認します。

 自己資本比率は、一言でいえば、数字が高いほど借入金が少ないことを意味します。

 日本企業では60%あれば優秀、最低でも40%はほしいところです。対して、米国企業への投資では自己資本比率をそこまで重視しませんが、高いに越したことはありません。その他外国企業でも40%が最低ラインの目安になるでしょう。

 自己資本比率は、業界によって著しく低いことがあります。たとえば、鉄道会社はコンスタントに運賃収入が入ってくるので、借入をしやすい業界です。ですから、鉄道会社の自己資本比率は相対的には低めです。

 さらには、有利子負債と「現金および現金同等物」、有利子負債と当期純利益、有利子負債とフリー・キャッシュ・フローのバランスを確認してください。

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