少子化・人口減少による空室率の上昇、不動産価格の高騰による利回り低下、建物の老朽化、空き家の増加と、かつてのアパート・マンション投資は難しく、儲かりにくくなっている。
そこで、近年脚光を浴びているのが、不動産を活用した新しい投資だ。なかでも人気沸騰中の「コインランドリー投資」を三原淳氏に、「物置投資」を千葉涼太氏に解説してもらった。
【解説:三原淳氏】暗いイメージが一新
主婦・女性層がリピートするコインランドリー
コインランドリーというと、「銭湯の隣にある薄暗い建物」「学生時代に漫画を読みながら時間つぶした場所」など、学生向けのアパートや下宿、銭湯の近くといった、昔ながらのコインランドリーをイメージされるかもしれません。
しかし、今やその暗いイメージは一転。実はコインランドリーの店舗数はこの20年で1.6倍に増えているのです。
近年、コインランドリー投資が人気化している理由は、週末のまとめ洗いや雨の日の洗濯・乾燥だけでなく、羽毛布団やじゅうたんなどの大きな物も洗える利便性に気づき、主婦や共働き世帯の利用者が圧倒的に増えているためです。
天気が悪い日だけでなく、花粉が多い時期もありますし、高層マンションでは景観や安全性の問題から外に干せないところがほとんど。最近では長期滞在される訪日観光客の方の利用も多いようです。