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【注目トピックス 日本株】児玉化学工業—2Q増収、モビリティ事業の売上高・利益が順調に伸長

*19:14JST 児玉化学工業---2Q増収、モビリティ事業の売上高・利益が順調に伸長
児玉化学工業<4222>は11日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%増の77.80億円、営業利益が同11.9%減の0.34億円、経常損失が0.05億円(前年同期は0.64億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が1.28億円(同1.90億円の損失)となった。

モビリティ事業の売上高は前年同期比14.0%増の54.41億円、セグメント利益は同20.8%増の1.15億円となった。国内自動車部門においては、乗用車向けでメイン車種のモデルチェンジ製品の生産台数が伸長し、販売増加となった。海外自動車部門においては、市況の回復が遅れていることにより、タイのECHOAUTOPARTS(THAILAND) CO. ,LTD.では、現地通貨ベースとしては前年同期比で販売減少となったが、為替影響により日本円換算では増加となった。

リビングスペース事業の売上高は同8.2%減の20.91億円、セグメント利益は同5.7%増の2.34億円となった。国内住宅設備部門においては、住宅用資材の高騰、得意先の市場においての価格是正などの影響が続き、住宅向け需要が全般的に低調となった。その影響により、洗面化粧台を中心に販売減少となった。オフィス用空調部品においては新規受注の需要があり、販売増加となった。海外冷機部品部門においては、タイのTHAI KODAMA CO. ,LTD.、ベトナムのTHAI KODAMA(VIETNAM)CO. ,LTD.とも、需要が低調に推移したことなどにより販売減少となった。一方で、収益性に関しては、各費用の価格反映が進んだことと、品質向上の取組みにより改善した。

アドバンスド&エッセンシャル事業の売上高は同17.4%減の2.47億円、セグメント利益は同96.1%減の0.02億円となった。ゲームソフト用パッケージ事業は第1四半期から引き続き需要減となり、販売減少となった。また、新複合材製品事業においても、一部、量産延期があり販売減少となった。収益性に関しては、対象製品の収益性は維持しているものの、当期内の内外製比率変更による、一過性の影響により、前年同四半期比で減少した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.8%増の154.00億円、営業利益が同178.1%増の4.60億円、経常利益が同1,216.3%増の3.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.00億円とする期初計画を据え置いている。

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