*23:30JST 【市場反応】米10月小売売上高/11月NY連銀製造業景気指数、ドル底堅く推移
米商務省が発表した10月小売売上高は前月比+0.4%と、予想+0.3%を上回った。9月分は+0.8%と、+0.4%から上方修正された。変動の激しい自動車除く10月小売売上高は前月比+0.1%と、予想+0.3%を下回った。9月+1.0%と、+0.5から上方修正された。同時に国内総生産(GDP)の算出に用いられる建材、外食、自動車、給油を除いたコントロールグループは前月比-0.1%と、予想外に8月来のマイナスに落ち込んだ。10-12月期GDPにマイナスに寄与する可能性がある。
米11月NY連銀製造業景気指数は31.2と、10月-11.9から大幅改善し、21年12月来の高水準。
米10月輸入物価指数は前月比+0.3%と、予想外に3カ月ぶりプラスに転じた。
結果を受けて、米10年債利回りは4.416%から4.46%まで上昇した。ドル・円は155円71銭まで上昇も、コントロールグループがマイナスに落ち込んだため155円10銭まで反落。ユーロ・ドルは1.0593ドルまで上昇後、1.0540ドルへ下落。ポンド・ドルは1.2688ドルへ上昇後、1.2634ドルまで反落した。
【経済指標】
・米・10月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.3%、9月:+0.8%←+0.4%)
・米・10月小売売上高(自動車除く):前月比+0.1%(予想:+0.3%、9月:+1.0%←+0.5)
・米・10月輸入物価指数:前月比+0.3%(予想:-0.1%、9月:-0.4%)
・米・11月NY連銀製造業景気指数:31.2(予想:0.0、10月:-11.9)
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