中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「またおごりたい」と思わせる正しいおごられ作法

「おごりたい人」と「おごりたくない人」はどこで差がつく?

「おごりたい人」と「おごりたくない人」はどこで差がつく?

 若者には一つの「特権」があるという。20代の頃は多くの人からおごってもらい、30代以降は多くの人におごってきたというネットニュース編集者の中川淳一郎氏は、「おごり・おごられ」にも作法があると語る。ここでは「気に入られるおごられ作法」について解説する。

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 飲み代ってものはけっこう高いんですよね。居酒屋であれば、最低でも2000円はかかります。時には4000円もしてしまう。4000円といえば、時給900円のバイト代をもらう人であれば、4時間半分の労働で得たお金が消えてしまう計算になるわけですよ。

 2時間ほどの宴があり、さらに2次会に行こう、なんてことになったらまた追加で1500~2500円ほどかかってしまう。行きたいけど金銭的にツラい……。そんな時は自然な流れでおごってもらいたいところですね。もちろん、ここでは十分なお金を持ち、割り勘で支払うのが当然という人の話ではなく、まだ駆け出しでお金があまりないものの、食事や飲みの席を共にしたい、と考える人向けの話です。

 これまで私が見た、最悪の「たかり」ともいえる例を紹介しましょう。彼から「飲みましょうよ!」と誘ってきました。彼はそれほど楽しそうにしているわけでもなく、なんのために彼は誘ってきたのだろうか……と、途中から私も訝しがるような展開になりました。

 この時私35歳、彼は多分32歳ぐらいだったと思います。もう一人私と同年齢の友人がいました。非常に楽しかったのであれば、私と友人で1000円のケタまでは支払い、端数を彼に払ってもらえばいいのかな、と思いました。たとえば12450円なのだとすれば、私と友人で6000円ずつ出し、彼には450円を出してもらうということです。3人で割り勘にしたら4150円ですが、まぁ、1850円多く出すぐらいであればOKかな、という判断です。

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