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【寄り付き概況】日経平均は175円高でスタート、ゼンショーHDや三井住友などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38396.72;+175.87TOPIX;2703.16;+11.40

[寄り付き概況]

 19日の日経平均は175.87円高の38396.72円と反発して取引を開始した。前日18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は55.39ドル安の43389.60ドル、ナスダックは111.69ポイント高の18791.81で取引を終了した。材料乏しく寄り付き後、まちまち。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディア(NVDA)の決算を期待した買いが支援し上昇。主要指数は高安まちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日400円を超す下げとなり、先週12日から1300円を超す下落となっていることから、自律反発狙いや押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日本時間21日未明に発表される米半導体エヌビディアの8-10月期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、精密機器、銀行業、鉱業、不動産業、輸送用機器などが値上がり率上位、海運業、電気・ガス業、保険業、サービス業、空運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ゼンショーHD<7550>、ニデック<6594>、スズキ<7269>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、三井住友<8316>、三井E&S<7003>、みずほ<8411>、トヨタ<7203>、第一三共<4568>、ホンダ<7267>、INPEX<1605>、HOYA<7741>などが上昇。他方、アステラス薬<4503>、リクルートHD<6098>、メルカリ<4385>、郵船<9101>、ディスコ<6146>、関西電<9503>、楽天グループ<4755>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、三菱電<6503>、川崎重<7012>などが下落している。

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