東大卒のプロポーカープレイヤーで個人投資家でもある木原直哉氏。株を購入する際のポイントや成功体験、そして今後、要チェックの注目銘柄についても教えてもらった。
プロポーカープレイヤーでもある木原氏にとって、株式投資は“ゲーム感覚”でできることだという。
「長期保有する株というのは別ですが、基本的に株式投資は数字を増やすために戦略を練るゲームだと思っています。面白いですし、自分が成長を感じられるのも楽しい。ポーカーはもうやりはじめて10年以上になるため、去年より今の自分が強くなっているみたいな感覚はありません。しかし、株は本気で始めてからまだ3年9か月。1年前より今の方が理解していると思うし、きっと同じ感覚を来年も感じられると思います」(木原氏、以下「」内同)
自分なりのルールというものは持っていない。
「ポーカーでも同様ですが、戦略を固定するということはこれ以上強くなれないこととほぼイコールです。株の世界も環境がどんどん変わっていきます。“これ”と決めた戦略を決めて勝っていたけど、次第に勝てなくなったポーカープロを数えきれないほど見てきました。それは株の世界でも一緒のはずです。強いてルールを挙げるとしたら、今は“買う理由が複数あるものしか買わない”とは決めています」
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