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トランプ氏の真の標的は中国 身代わりで日本叩きも

 為替相場はアメリカのトランプ大統領の発言に翻弄される展開が続いている。その真意はどこのあるのか、為替のスペシャリスト、松田トラスト&インベストメント代表の松田哲氏が解説する。

為替政策にも影響か (トランプ氏Facebookより)

為替政策にも影響か
(トランプ氏Facebookより)

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 外国為替市場に「トランプ円高」の波が押し寄せている。2017年1月のトランプ新政権の誕生前後から為替相場の潮流は大きく変わり、特に円相場はトランプ発言に翻弄される展開となっている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は2017年中に少なくとも2~3回利上げすると思われ、目先の動きとしては米ドル買いの材料になる。米国の金融政策だけをみれば、米金利の上昇で本来はドル高に向かうはずだ。

 しかし、トランプ大統領は就任後、日本を名指しで「通貨安誘導」と批判するなど円高圧力を強めており、昨年11月の大統領選後のトランプ相場で進んでいた円安・ドル高基調が円高・ドル安に振れ始めている。

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