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【注目トピックス 市況・概況】米国株見通し:下げ渋りか、来週の企業決算に期待も

*13:47JST 米国株見通し:下げ渋りか、来週の企業決算に期待も
(13時30分現在)

S&P500先物      5,940.75(-18.50)
ナスダック100先物  21,286.50(-74.25)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は88ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

8日のNY株式市場はまちまち。薄商いのなか前日終値付近でもみ合う展開となり、ダウは106ドル高の42635ドルと反発して取引を終えた。この日発表されたADP雇用統計で民間部門の弱さが目立ち、一段の金融緩和が期待された。ただ、その後の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はハト派色を弱め、長期金利は底堅く推移。それを受けハイテク関連は弱含み、相場をやや圧迫した。半面、一部は買い戻され、大幅安は回避した。

本日は下げ渋りか。焦点の雇用統計は失業率と平均時給は前回から横ばいも、非農業部門雇用者数は減少が予想されている。連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ鈍化の一服とトランプ政策によるインフレ再燃を警戒しており、金利高継続なら売りが出やすい。来週発表の消費者物価指数(CPI)は現時点で高止まりが見込まれ、買いも入りづらい地合いとなりそうだ。半面、来週から本格化する決算発表を前に、過度な売りは抑制されよう。

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