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ライフ

外国人観光客による電車やバスへの大型スーツケース持ち込みトラブルが続々 「専用スペースを予約したのに使えない」「出口を塞がれた」…市民の日常生活にも影響

外国人観光客の増加が日常生活にも影響を及ぼす(イメージ)

外国人観光客の増加が日常生活にも影響を及ぼす(イメージ)

 日本に多くの外国人観光客が押し寄せているが、2025年はさらにその勢いが増しそうだ。JTBが1月9日に発表した「2025年の年間旅行動向の見通し」によると、2025年の訪日外国人数は2024年(3690万人)から9%上昇し、初の4000万人台を突破する見込み。それとともに懸念されるのは、訪日客によるトラブルだ。

 これまでもSNS上には、外国人のマナーへの苦言がたびたび取り上げられてきたが、最近は観光地だけでなく、公共交通機関内でのマナーが注目を集めている。なかでも「厄介だ」という声があがるのは、彼らが電車やバスに持ち込む大きなスーツケースだ。

「知らない、先に置いただけ」と開き直られて…

 金融機関勤務の40代男性・Aさんは、新幹線での帰省時に「特大荷物スペースつき座席」(3辺の合計が160cm超250cm以内の荷物持込のための専用座席)を予約したが、「制度の崩壊」を感じたという。

「外国人が『特大荷物スペースつき座席』に、めちゃくちゃ大きいスーツケースをいくつも置いていたので、私のスーツケースは置けずじまいでした。わざわざ新幹線で大きな荷物を置けるスペースを予約したのに……。こういう目に遭うのは今回で3度目なので、正直、制度が機能していないような気がします」

 3度目とあって、「さすがに黙っていられなかった」というAさん。勝手にスーツケースを置こうとした外国人に説明を試みたが、返ってきたのは、意外な言葉だった。

「外国人に『ここは予約制』と伝えたら、『知らない。私たちが先に置いただけ』と開き直れてしまいました。『どかしてほしい』と言っても、外国人は『なぜ? じゃあ、どこに置けばいいんだ?』と言うばかり。『すみません』と言って荷物をどかしてほしかったのに、意外すぎて、理解してもらうのを諦めてしまいました。悪意があるようにも見えなかったので、外国人に制度の周知が必要なのでは」(Aさん)

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