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【注目トピックス 市況・概況】米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、ハイテクにらみ

*13:58JST 米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、ハイテクにらみ
(13時30分現在)

S&P500先物      6,045.00(-1.75)
ナスダック100先物  21,297.00(+38.50)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は83ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。

27日の主要3指数はまちまち。序盤から急激な売りに見舞われナスダックとS&Pは大幅続落、逆にダウは289ドル高の44713ドルとプラスに転じた。中国の新興企業が低コストで高性能な人工知能(AI)を開発したことが米国のAI産業への脅威と受け止められた。それを受け、エヌビディアが大きく売り込まれるなど、ハイテク株が軒並み売られた。一方、ディフェンシブ銘柄や消費関連株には買いが入り、ダウ平均を押し上げた。

本日は戻りの鈍い値動きか。今晩から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ一服が見込まれ、積極的な買いは後退。特に、金利上昇局面ではハイテク株への売り圧力が強まるとみられる。また、中国ハイテク企業の台頭による懸念が続き、投資家は慎重な姿勢を維持するだろう。一方、メタ・プラットフォームズやテスラ、アップル、インテルなど主要企業の決算発表が予定され、業績内容を見極める展開で方向感は乏しいとみられる。

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