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【注目トピックス 日本株】コニシ—3Q増収増益、ボンド事業・工事事業が順調に推移

*13:19JST コニシ---3Q増収増益、ボンド事業・工事事業が順調に推移
コニシ<4956>は29日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.8%増の1,026.86億円、営業利益が同3.0%増の84.85億円、経常利益が同3.1%増の89.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.2%増の60.00億円となった。

ボンド事業の売上高は前年同期比2.6%増の563.17億円、営業利益は同1.7%増の56.70億円となった。一般家庭用分野においては、ホームセンター向けやコンビニエンスストア向けは順調に推移した。住関連分野においては、建築コストの上昇による新設住宅着工戸数の減少を受け、内装工事用接着剤等の販売は低迷したが、市場開拓を進めている建築資材製造用や外壁タイル用接着剤は新製品の採用が進んだことで売上が増加した。産業資材分野においては、新規開拓を進めている自動車・電子部品に使用される弾性接着剤や紙関連用水性接着剤、鋼製部材や異材種用接着剤の拡販が進み、売上が増加した。建築分野および土木分野においては、改修工事案件の増加に伴い、建築用シーリング材の売上が増加した。

化成品事業の売上高は同7.1%減の278.43億円、営業利益は同5.3%増の10.55億円となった。化学工業分野においては、中国の景気減速の影響を受け樹脂原料の生産調整が長期化し売上が減少した。自動車分野においては、認証不正による取引先の工場稼働停止や仕入価格に連動する販売単価の下落等の要因により売上が減少した。電子電機分野においては、スマートフォン向け商材の新機種への横展開やコンデンサ向け商材が伸長し売上が増加した。

工事事業の売上高は同16.0%増の183.85億円、営業利益は同7.1%増の16.64億円となった。計画通りに工事が完工したことで、売上および利益が増加した。また、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事の受注活動は順調に進捗している。

その他である不動産賃貸業等の売上高は同4.2%増の1.39億円、営業利益は同34.6%増の1.22億円となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%増の1,390.00億円、営業利益が同4.0%増の107.00億円、経常利益が同1.8%増の110.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%増の74.00億円とする期初計画を据え置いている。

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