愛鷹氏は業績を見極めるために決算短信を活用している
160万円を元手に株式投資で資産3.3億円を築き、「テンバガーハンター」と呼ばれる愛鷹(あしたか)氏。現役サラリーマンでもある同氏は、「未来の10倍株(テンバガー)を見つけるには、将来的に伸びそうな業種(テーマ)を絞り込むのが重要」と説く。愛鷹氏が注目する最新の「10倍株候補」銘柄とは──。
会社員として働きながら、20代だった2008年8月から株式投資を始め、7年後に“億り人”になった愛鷹氏。一度買った銘柄は売らずに長期保有する“ガチホ(ガチでホールドする、の略)”を基本スタンスとし、現在、保有する日本株は約1000銘柄に上る。これまで13年連続、通算85銘柄(2025年2月現在)の10倍株を達成しているという。
10倍株の「原石」をどのように発掘しているのか。愛鷹氏が説明する。
「日本の株式市場に上場する約3900銘柄から10倍株の原石を見つけるには、まず将来的に成長しそうな業種や息の長そうなテーマを絞り、そこから継続的な需要が見込める企業を絞り込みます。そのためには銘柄ごとの業績のチェックが欠かせません。長期的な成長が見込めるテーマのもと、増収増益で業績が好調な銘柄をいち早く見つけて投資するのが、私の基本的なスタイルです」
(以下、愛鷹氏が厳選した「10倍株候補」5銘柄を表組みで紹介)