*16:10JST 日経平均は続伸、円安などが奏功し買戻し優勢の展開
先週末のダウ平均は674.62ドル高の41488.19ドル、ナスダックは451.08pt高の17754.09ptで取引を終了した。共和党のつなぎ予算案を巡り反対姿勢を示していた民主党の院内総務が案を支持する姿勢に転じたため期限切れによる政府機関閉鎖を回避する可能性が強まり、寄り付き後、上昇。値ごろ感からハイテクの買戻しも続き、相場は上昇した。ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に低下したため、伸び悩む局面もあったが国務長官がロシアとのウクライナ停戦を巡る交渉において、注意深く楽観的な感触を示したため期待感を受けた買いも手伝い相場は終日堅調に推移。終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、終了した。
主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、3月17日の日経平均は前営業日比400.73円高の37453.83円と続伸でスタート。外部環境の不透明感が若干晴れたことが追い風となっていたことなどから、値がさハイテク株が買い戻される展開に。
為替が1ドル148円90銭台と円安ドル高に推移したことも安心材料となった。
大引けの日経平均は前日比343.42円高(+0.93%)の37396.52円となった。東証プライム市場の売買高は18億8312万株。売買代金は4兆4061億円。業種別では、機械、不動産、建設、電気・ガス、保険などが上昇した。一方、サービス、小売、非鉄金属、海運、空運の5セクターのみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74.7%、対して値下がり銘柄は22.2%となっている。
日経平均採用銘柄では、アドバンテ<6857>や東エレク<8035>などの一部半導体関連株、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>などの防衛関連株、三菱UFJ<
8306>や三井住友<8316>の金融株などは堅調に推移。また、ソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>、日立<6501>、三菱電機<6503>などが上昇した。ほか、三菱UFJ銀行との提携強化が好感されたジャックス<8584>が大幅高、アルトナー<2163>、第四北越FG<7327>などが値上がり率上位となった。
一方、商船三井<9104>や郵船<9101>などの海運株が軟調推移、ディスコ<6146>、リクルートHD<6098>、フジクラ<5803>、ディー・エヌ・エー<2432>などが下落した。
このほか、三越伊勢丹HD<3099>、ニトリHD<9843>、ニチレイ<2871>などがさえない。ポールトゥウィンホールディングス<3657>、MacbeeP<7095>、ツガミ<6101>などが値下がり率上位となった。
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