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FiscoNews

【オープニングコメント】防衛関連株への押し目買いの動き

*08:36JST 防衛関連株への押し目買いの動き
 19日の日本株市場は、やや売り先行で始まり、その後は底堅さが意識される相場展開が見込まれる。18日の米国市場は、NYダウが260ドル安、ナスダックは304ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)が18日から19日にかけ開催している米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控えた調整売りが優勢だった。シカゴ日経225先物は大阪比85円安の37535円。円相場は1ドル=149円30銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日銀の金融政策決定会合やFOMCの結果を確認したいムードのなか、積極的な売買は手控えられそうである。日銀会合の結果が判明する午後には思惑的な動きもありそうだが、FOMCの結果を控えているほか、祝日前となることで短期的な売買が中心になりそうである。

 ただし、米国市場の下落については直近の大幅なリバウンドに対する持ち高調整と考えられ、東京市場においても直近3日間で1000円超上昇していたこともあり、利食いは想定内だろう。売り仕掛け的な動きは入りにくいと考えられ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。

 日経平均は前日の上昇で25日線を捉えたことで、いったんは達成感も意識されやすいところである。米国ではエヌビディアなどハイテクか軒並み売られたことも利食いに向かわせやすいところだ。また、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領による電話会談では、エネルギー施設やインフラへの攻撃を30日間停止する案に合意したものの、全面的な停戦には至らなかったとことで地政学リスクが意識されそうである。

 物色としてはハイテク株の底堅さを見極めるほか、前日に利食い売りが目立った三菱重工業<7011>など防衛関連株への押し目買いの動きが意識される。また、本日はJX金属<5016>とメディックス<331A>が上場する。寄り付き後は短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。

<AK>

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