*16:35JST 日経VI:低下、午後は日銀総裁の会見やFOMCへの警戒感も
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は19日、前日比-0.26(低下率1.14%)の22.58と低下した。なお、高値は22.84、安値は21.86。今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。市場では日銀金融政策決定会合後の株高に期待する向きもあり、午前は株価が堅調に推移し、日経VIは低下幅を広げた。日銀会合では事前の予想通り金融政策の現状維持を決めたが、今日は取引終了後に植田日銀総裁の記者会見、日本時間明日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控えていることから、これらに対する警戒感も意識され、午後は終盤にかけて日経225先物が下げに転じ、日経VIは低下幅を縮める動きとなった。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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