賃貸か持ち家か、新築か中古か…(イメージ)
ふつうの会社員でありながら節約と投資をコツコツ続け、20年で資産2億円を達成した個人投資家・斗比主閲子(トピシュエツコ)氏は、金融リテラシーを身につければ、富裕層の仲間入りは夢ではないと説く。たとえば「持ち家と賃貸、どちらがお得なのか」など、論争になりがちな住居費について、支出を最低限に抑えるにはどうすればよいのか。斗比主氏の著書『ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(幻冬舎)より一部抜粋して再構成、永遠のテーマともいえる“住居費論争”についての見解を紹介する。
「住居費論争」の身も蓋もないファイナルアンサー
一般家庭の支出のうち、金額の大きい固定費が住居費(住宅ローンの支払い、または家賃の支払い)です。
現在どの程度の住居費を支払っているかは人によって大きく異なるものの、多くの人が「持ち家にするべきか。賃貸にするべきか」悩んだ経験はあるでしょう。持ち家か賃貸かは長年ネットでも論争になっており、それぞれの人が違う立場で発言しているため、最終的な結論が分かりかねるという人も多いのではないでしょうか。
住居費を削減することを目指した時の身も蓋もないファイナルアンサーは、「すでに持っている家をリフォームして暮らす」になります。「家がないから悩んでいるのに、すでに家がある前提なんておかしくない?」と思うでしょうが、分かりやすい例だと、親の家をリフォームして一緒に暮らすということです。
住宅別の住居費(年間)を見ると、自由に設計して建設した新築戸建である「注文住宅」の平均年間支払額がもっとも高く174万円。分譲戸建住宅が126.6万円、分譲集合住宅で148.1万円、賃貸は99.5万円、中古の場合戸建住宅が106.7万円、集合受託が101.3万円。賃貸だと99.5万円となり、一番支払いが少ないのはリフォーム住宅の75.6万円です。
国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」をもとに作成(住宅ローンの支払額。賃貸は賃料+共益費の合計額から計算)
リフォーム住宅の費用が平均で見て一番安くなるのは当然です。何しろ、すでに家自体はあるので物件の購入費用がゼロです。壁紙の交換や床の張り替え、水周りの交換等をするだけでいいので、費用は戸建でも1000万~1500万円、マンションであれば300万~500万円で済みます。