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【注目トピックス 市況・概況】米国株見通し:弱含みか、相互関税の交渉やインフレ指標に注目も

*13:39JST 米国株見通し:弱含みか、相互関税の交渉やインフレ指標に注目も
(13時30分現在)

S&P500先物      4,932.25(-178.00)
ナスダック100先物  16,777.00(-762.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅安、NYダウ先物は1028ドル安。アジアや欧州の株安も見込まれ、本日の米株式市場も売り優勢となりそうだ。

4日の主要3指数は大幅続落。序盤から売り優勢で下げ幅を拡大し、ダウは2231ドル安の38314ドルと昨年8月以来8カ月ぶりに40000ドルを割り込んだ。この日発表された雇用統計は非農業部門雇用者数の増加と平均時給の鈍化を示し、スタグフレーション懸念を和らげた。ただ、トランプ政権の高関税政策に対し中国が報復の方針を表明すると、下げ足を速めた。ディフェンシブの一部は買い戻されたものの、主力株に売りが波及し相場を押し下げた。

本日は弱含みか。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は従来通り追加利下げに慎重な発言を繰り返し、緩和的な政策を期待した買いは入りづらい。ただ、前週末にかけての2日間でNYダウは4000ドル近く下落しており、自律反発狙いの買いが期待される。一方、相互関税で米国と貿易相手国・地域との交渉が焦点となり、週明けのイスラエル首相訪米が注目される。また、今週発表の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)を見極めようと、売り一巡後は様子見ムードが広がるとみる。

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