閉じる ×
FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】NY為替:米中貿易摩擦の深刻化でリスクオフ

*06:56JST NY為替:米中貿易摩擦の深刻化でリスクオフ
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円64銭へ上昇後、145円97銭まで下落し、146円32銭で引けた。トランプ大統領が韓国首相と電話会談し、交渉が順調だと言及したほか、ベッセント財務長官も70か国近くが交渉を要請しているとの発言で、関税問題が解決に向けて進展するとの期待に、リスク選好の動きが優勢となった。その後、中国の報復措置や人民元安容認を受け、ホワイトハウスが9日から総合で104%関税を中国からの輸入品に賦課するとの発表を受け、米中貿易摩擦悪化懸念にリスク回避が再開した。

ユーロ・ドルは1.0889ドルまで下落後、1.0980ドルまで上昇し、1.0959ドルで引けた。トランプ大統領が欧州連合(EU)提示の工業製品の関税を互いに撤廃する提案を、不十分として拒否、相互関税が発動されるほか、EUも報復関税を対米報復25%検討しているとの報道で、摩擦悪化を警戒しユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は161円17銭まで上昇後、160円03銭まで下落。ポンド・ドルは1.2743ドルまで下落後、1.2814ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8584フランから0.8456フランまで下落した。

<MK>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。