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【オープニングコメント】ディスコの決算反応がセンチメント改善に向かわせるか注目

*08:30JST ディスコの決算反応がセンチメント改善に向かわせるか注目
 18日の日本株市場は、積極的な売買は手控えられるだろうが、リバウンドを意識した底堅さは意識されそうだ。17日の米国市場は、NYダウが527ドル安、ナスダックは20ポイント安だった。予想を下回る決算を発表したユナイテッドヘルス・グループの急落がNYダウを押し下げる形になった。トランプ米大統領は自身のSNSに米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を批判したことで、FRBの独立性が揺らぐとの懸念も重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比35円高の34465円。円相場は1ドル=142円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場の下落についてはユナイテッドヘルス・グループの影響であるため、NYダウの下落に対する相場全体への影響は限られるだろう。今後本格化する決算に神経質になる面はありそうだが、個別対応でクリアする形になりそうだ。米国の時間外ではネットフリックスが決算評価から2%超の上昇となり、材料視されそうである。

 国内ではディスコ<6146>の決算が材料視されるだろう。2025年3月期は計画を上回っての着地であり、底入れ感からのリバウンドが意識されやすい。値がさハイテク株への買い戻しに向かわせてくるようだと、日経平均株価の下支えになるだろう。
日経225先物はナイトセッションで一時34740円まで買われており、節目の35000円を意識したスタンスに向かわせそうだ。

 トランプ関税を巡る米中貿易摩擦の激化に対する警戒感から積極的な売買は手控えられるものの、昨日の日米交渉によって今後の協議進展に対する期待感から押し目買い意欲は強そうである。昨日のグロース250指数は2.5%上昇で上値を抑えられている75日線を捉えてきた。同線を突破してくるようだと、個人主体の中小型株物色を活発化させそうだ。

<AK>

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