閉じる ×
FiscoNews

【本日の注目個別銘柄】オービック、コニカミノルタ、富士フイルムなど

<7203> トヨタ自  2582  +123大幅反発。一時139円台にまで進んだドル安・円高だが、米中貿易戦争の緩和期待やFRB議長解任の意図はないとのトランプ氏発言によって、142円台にまで反転し、自動車株への買い安心感につながった。また、同社に関してはUBS証券が投資判断を
「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も3100円から3200円に引き上げた。関税への対応手段の多様さ、強固な利益体質やBSを市場は過小評価していると指摘。

<4071> プラスアルファ  1647  +63大幅反発。マイナビとHR領域におけるビジネス拡大に向けて包括的業務提携を開始すると発表している。両社が提供するサービスや保有データを融合・連携することにより、学生や社会人のデータを蓄積するプラットフォームを提供し、採用・育成・配置業務において、スキル等によるマッチング精度向上に取り組んでいく計画。大きな連携効果への期待感が先行する展開になっている。

<3038> 神戸物産  4400  -43反落。前日に3月の単体月次速報を発表。営業利益は28.8億円で前年同月比6.6%増と順調な推移が継続、直轄エリアの既存店出荷も同5.6%増となった。冷凍野菜などの売上が好調に推移のもよう。ただし、本日は為替市場におけるドル安円高が一服しており、同社などの円高メリット銘柄は総じて軟調な動きとなっている。対中貿易戦争の緩和観測、トランプ氏のFRB議長解任の意図はないとの発言などが背景。

<1720> 東急建設  841  +36大幅続伸。前日に25年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来予想の69億円から88億円、前期比7.9%増と、一転増益予想に上方修正している。完成工事高の減少で売上高は下振れとなるが、海外土木工事の採算改善および国内建築工事の追加変更工事獲得などを主因に、完成工事総利益が増加しているようだ。第3四半期決算時に続く上方修正となっている。

<4684> オービック  5030  +126大幅反発。前日に25年3月期の決算を発表、営業利益は784億円で前期比10.5%増となり、従来計画の780億円を達成。26年3月期は862億円で同10.0%増の見通し、ほぼコンセンサス水準とみられる。決算数値に大きなサプライズはないものの、米国の関税政策に伴って全般的に先行き不透明感が強い状況下、収益の安定成長の確度が高い銘柄として、買い安心感につながる格好のようだ。

<3091> ブロンコB  3620  -275大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.3億円で前年同期比31.5%減となった。据え置きの上半期計画は14億円で同14.6%増であり、想定以上の低進捗と捉えられた。売上高は好調に推移しているが、人的資源への積極的な先行投資を行ったことで人件費が増加する形に。会社側では、今後の予想修正を検討する状況であると認識しているが、第2四半期決算発表時に通期見通しを開示する方向で検討のようだ。

<4733> OBC  6672  -734急落。前日は決算発表後に株価が軟化、本日は一段安の展開になった。25年3月期営業利益は217億円で前期比16.0%増となり、従来予想線上での着地に。一方、26年3月期は240億円で同10.4%増の見通し、年間配当金も同6円増の106円を計画している。ただ、営業利益の市場コンセンサスは250億円超の水準であり、ネガティブに捉えられているようだ。人件費増や広告宣伝費増加を会社側では想定している。

<2579> コカBJH  2709  +139大幅続伸。主要カテゴリー製品について、10月1日出荷分より価格改定を実施すると発表している。コーヒー製品は1本あたり20円から30円、その他製品は20円、それぞれメーカー希望小売価格を改定するもよう。原材料、資材、エネルギー価格の高騰や為替相場の変動による影響が長期化していることが背景になるようだ。製品値上げによる収益水準の向上を期待する動きが優勢になっている。

<4902> コニカミノルタ  438.6  +39.7大幅続伸。ペロブスカイト型太陽電池向け保護膜の生産を26年度にも開始すると報じられている。電池の劣化を防ぐことで、耐用年数を従来の2倍の約20年に延ばせるもよう。有機EL照明の製造で培った技術が活かされているようだ。国内既存工場で生産し、26年度にもサンプル出荷を始める計画とされている。ペロブスカイト型は次世代太陽電池の本命とされており、関連銘柄として位置づけを高める展開に。

<4901> 富士フイルム  2909.5  +233.5大幅反発。バイオ医薬品の開発・製造受託を行う子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズが、バイオ医薬品企業リジェネロン ファーマスーティカルズと、総額30億ドル超のバイオ医薬品製造契約を締結と発表。リジェネロンの抗体医薬品の製造を10年間にわたり受託することになる。今年本格稼働を予定している米国新拠点で製造を行うもよう。バイオ薬の生産受託の契約額としては業界最大規模とみられている。

<ST>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。