インターネットを経由して、コンピュータウイルスに感染したかもしれない。そんな不安をあおる画面を表示させることで、架空請求を成功させようとする手口がある。そんなトラブルに遭ったときは、どうすればよいのか。
例えば、〈入会金を払う義務がある〉というウィンドウを消すために「×」を押しても、次々と同じウィンドウが開いてしまうケース。
「ウイルスに感染したのか?」と焦ってしまうが、そうではない。
「年齢確認のボタンを押すと広告が開くなどの仕掛けはよくあります。この場合も同様、『×』を押すと同じものが開くように仕組まれているだけで、ウイルスの仕業ではありません。対処法は簡単で、インターネットサイトを閲覧するソフトそのものを終了することで解消できます」(ITジャーナリスト・三上洋氏)
〈ウイルスに感染しました。削除はここをクリック〉などの文字が出たとしても、それがウイルス対策ソフトによるものでなければ、詐欺サイトに誘導するものがほとんどだ。
※週刊ポスト2017年4月14日号