電車の切符は、乗ったら乗っただけ料金を払うのが当たり前。しかしJRには一部で特例があり、その気になれば“合法的”に1日中電車に乗ることができる。特に鉄道好きの子どもなら大喜び必至、140円(一番安い乗車券)で1日遊べる「大回り乗車」というルールを紹介しよう。
JRの乗車券は、基本的には乗った距離で計算されるルールだ。例えばJRで東京から名古屋まで鈍行列車で移動した場合、東海道線経由なら東海道線の距離で、中央線経由なら中央線の距離で料金をカウント。東海道線経由が6260円なのに対し、中央線は6480円となる。
しかし都心部では路線が複雑に絡み合っており、利用者が最短ルートを把握するのが難しい。それゆえJRは一定の区間について、「どの区間を通っても、最短距離で計算する」というルールを設定しており、大回り乗車はこの特例を利用したものだ。このルールが設定されているのは東京、大阪、新潟、福岡、仙台の5つの地域。「大都市近郊区間」というキーワードで検索すれば、JRのサイトが一番上に登場するので、詳細はそちらでご確認いただきたい。