1年で3倍を目指せる大化け株を探すには「好業績、円安メリット、割安感の3つの観点が必要」というのは、グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役・戸松信博氏だ。現在発売中のマネー雑誌・『マネーポスト』では、戸松氏がそうした観点から探し出した大化け株25を紹介しているが、その中から注目の銘柄をいくつか紹介しよう。
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注目は、料理レシピ専門サイト最大手のクックパッド(東証1部・2193)。市場シェアは約8割と見られ、圧倒的な存在だ。スマートフォンの普及に伴って業績は好調そのもの。何しろ昨年10月には、同社のスマホ向けブラウザからの利用者数が前年同月比3.5倍の680万人まで急増。有料のプレミアム会員も順調に伸びて85万人を突破しているという。
なお、課金対象者はスマホからの入会が全体の7割以上となっており、今後もスマホの普及が追い風となり、順調な業績拡大が見込めるだろう。
スマホとともにまだまだ普及が見込めるタブレット関連で有力なのが、ワコム(東証1部・6727)だ。タブレット入力用の電子ペンで世界トップとなっているが、円安がさらに業績を押し上げることが確実視される。
同社の場合、1ドル当たり1円の円安が進めば売上高が4億円増、営業利益が2000万円増となるため、そのメリットは極めて大きい。また、同社の想定為替レートは1ドル=85円、1ユーロ=110円となっているため、業績のさらなる上ブレが望めるだろう。好業績はもちろんのこと、円安メリットも享受できるという2つの要素を兼ね備えた銘柄といえる。
※マネーポスト2013年春号