投資

眞鍋かをり直撃 FX業界はピーク時約200社あったが現在約70社

FX(外国為替保証金取引)の口座数と預かり資産額で8年連続業界No.1を維持する外為どっとコム。その顧客サービスの理念とはどのようなものなのか。同社の執行役員・営業本部長の上田剛氏に眞鍋かをりさんが聞いた。

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眞鍋さん:宜しくお願いします! 外為どっとコムさんといえば、FXをしない人でも知ってるというくらい有名ですよね。

上田氏:ありがとうございます。

眞鍋:「外為どっとコム」って、ちょっとユニークですよね。漢字、ひらがな、カタカナの組み合わせも柔らかい感じで。

上田:創業がオンライン取引がようやく広まり始めた頃だったんです。電話でのお取引ももちろんしていただけるのですが、パソコンや携帯電話を使って「いつでもどこでも気軽に取引していただける」という点を全面に出していきたかったので。

眞鍋:オンライン取引のイメージと結びつきやすいですもんね。今ではFX業界全体をリードする大きな会社になられて。

上田:このFX業界、ピーク時で200社以上あったんですが、現在は70社近くに。そんな中で、間もなく創業11年を迎えられることを非常に嬉しく思っています。

眞鍋:浮き沈みが激しい業界の中で、トップ企業として君臨し続けられる理由ってどこにあるんでしょうか。

上田:創業当社から「投資家を育てる企業」を目指しております。セミナーや情報配信などに力を入れ、「全くFXを知らなかった」という方にも長くお付き合いいただける仕組みをつくりました。

眞鍋:「FXって流行ってるからやってみよう」と思った方でも、結局よくわからなかったり、不安ばかりが大きくなってしまっては、すぐに離れてしまいますもんね。そこをしっかりサポートしてくださるんですね。

上田:創業当時の投資商品といえば株式が主流で、為替はまだまだ認知度が低い商品でした。それをきちんと資産運用のための商品として確立させていくためには、目先のことだけでなく、興味を持ってくださった投資家層のケアが最も重要だと考えました。その方針は現在も変わらないですね。

眞鍋:また最近は円安が続いていましたから、新たにFXに興味を持つ人も増えそうですよね。いま初心者の方に一番伝えたい点って、どんなところでしょうか。

上田:FXではレバレッジを利かせて元本より大きな額の取引ができますから、想定以上の利益が出る場合、想定以上の損失が出る場合がありますので、そこをきちんとコントロールするための知識を得てもらいたいと思います。

眞鍋:具体的には、どんなアドバイスやサポートが受けられるのでしょうか。

上田:まずは正しい商品知識を高めていただくことが重要ですので、初心者向けのセミナーなどを利用していただき、ご自身の取引スタイルに合ったリスク管理の方法を見つけていただければと思います。

眞鍋:オンライン取引といっても、きちんと顔が見える形で教えていただけたりもするんですね。中級~上級者向けのセミナーやサービスもあるんですか?

上田:はい、1月17日に、新サービス「外貨ネクストネオ」がスタートしました。従来の「外貨ネクスト」を、さらに強化するかたちでスプレッドを狭くし、より取引しやすい条件を提示できるようにしました。また約定スピードもさらにアップさせまして、頻繁にお取引をされる投資家のニーズにもきちんと応えた商品に仕上がっていると自負しています。

※マネーポスト2013年春号

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